
6月2日(月)に公開した動画では、時間の関係もあってあまり多くを語ることができませんでした。
その補足として、このブログに記録しておきたいと思います。
先週のある夜、ロンが嘔吐を繰り返しました。 いつものように深夜、ロンに起こされてお世話をしていたのですが、なんだか部屋の空気がいつもと違う。どこか臭うような気がしたんです。 最初は気のせいかと思っていたのですが、確認してみると、ロンのベッドの広い範囲に吐しゃ物が……。そのときはもう乾きかけていたので、しばらく気が付かなかったのだと思います。
ロンが自分の寝床を汚してしまうなんて、これまで一度もなかったことだったので、私は正直驚きました。 そして、それ以上に急な不安が胸に押し寄せてきました。 年齢のこともあり、やはり「もしも」のことを想像してしまうのです。良からぬ想像は頭の中でどんどん膨らみ、目の前のロンの様子と結びついてしまいます。
その後も、ロンはたびたび嗚咽を繰り返し、最後には透明な胃液を吐きました。 身体がしんどいのか、落ち着かない様子でウロウロと歩き回っていました。 きっと、汚れてしまったベッドに戻るのが嫌だったのでしょう。 私はすぐに、古くなって使っていなかったタオルや毛布をかき集め、新しい寝床を作ってあげました。 ロンはその場で丸くなってくれましたが、なかなか寝つくことはできず、結局その日は一緒に朝を迎えることになりました。
朝になり、急いで動物病院へ向かいました。 診察の順番まで約1時間、待合室で過ごす間も、ロンはどこか疲れたような、けれど不安げな顔をしていました。 診察の結果は、「異常なし」。 体温、心音、触診など、すべて特に問題は見当たらず、おそらく「食道のあたりで食事がうまく流れず、胃に到達する前に逆流してしまったのではないか」との見立てでした。
正直、もっとはっきりした病名や対策のようなものを期待していたので、やや拍子抜けしてしまいました。 けれど、それが現実なのでしょう。高齢犬の場合、体のどこかに不具合があっても、すぐに原因がわからないことが多いのだと思います。
帰宅後はひとまず安心しましたが、心の中にはどこかモヤモヤが残りました。 しかし翌日、そんな私の不安をよそに、ロンは何事もなかったかのように朝ごはんを完食。 いつものように食後のお昼寝までしていました。 それはそれでホッとした一方で、「じゃあ、あの夜はいったい何だったのか?」という気持ちも残ります。
そして、ようやく少し気が抜けたその夜—— 今度はスーちゃんが激しくお腹を下してしまい、家中が大変なことになってしまいました。 床の掃除に追われ、シーツやタオルを洗いながら、なぜこうも立て続けに起こるのだろうと、さすがに疲れ果ててしまいました。
おそらく急激に気温が下がった為だと思います。
年齢を重ねるごとに、ロンとスーの体にもいろいろな変化が起きています。 今回のような出来事は、これから先もっと増えていくことでしょう。 そのたびに驚いたり、慌てたり、心配したり……。きっと私は一喜一憂し続けるのだと思います。
でも、そうやってこの子たちと一緒に歳を重ねていくことが、今の私の生活なのだと実感します。
ふたりがそばにいてくれる限り、できる限りのことをしたい。
その想いだけで、また今日も一日が始まります。
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